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派遣・請負の会社が、採用ページで最初に言い換えるべき言葉

山根 弘行
山根 弘行
株式会社HRFreaks 代表 / Chief Consultant|人材業界20年
作成後に大切に手入れされ育つ木のイラスト
— この記事の要点

人材業界の会社との打ち合わせでのこと。

「派遣会社っぽく見せない」ことが、最重要の方針として挙がりました。

また、学校の先生に派遣と混同されないようにするため、私はこう助言したこともあります。

「請負の説明は、『◯◯専門の常駐で、就業先と管理者が固定されています』と伝えてみてください」

※実際の打ち合わせをもとに、会社が特定されないよう一部を変えて再構成しています。

派遣や請負という言葉は、求職者や学校の先生に不安を持たれることがあります。だからといって実態を隠すのではなく、働き方の中身が伝わる言葉に言い換え、強みとして見せることが大切です。人事として16年、コンサルタントとして3年、採用の現場に入り込んできた経験から、人材業界の会社が採用ページで取り組むべき最初の仕事についてお伝えします。

「派遣会社っぽく見せない」というご要望

求人媒体の中には、派遣という形態であるだけで掲載の条件が厳しくなるケースがあります。

学校の先生も学生も、派遣や請負という言葉に懸念を持つことがあります。

私自身、技術派遣の新卒採用を立ち上げ、年間2,000名規模の責任者を務めてきました。

言葉が持つネガティブなイメージは、
実態が伝わっていないことから生まれると、私は考えています。

だからといって、事業内容を抽象的な言葉でごまかしてはいけません。

「様々な業界をサポートしています」といった表現では、誰も安心できないからです。

不安を払拭するためには、働き方の実態を求職者が理解できる言葉で丁寧に説明するステップが不可欠です。

請負と派遣の混同を解く「言葉の言い換え」

では、具体的にどう伝えればよいのでしょうか。

冒頭の打ち合わせでは、学校の先生に派遣と混同されないよう、次のような言い換えをご提案しました。

「請負の説明は、『◯◯専門の常駐で、就業先と管理者が固定されています』と伝えてみてください」と。

1
働く場所の固定
「◯◯専門の常駐」と伝えることで、働く場所が頻繁に変わるのではないかという不安を解消します。
2
管理者の固定
「管理者が固定」と伝えることで、誰の指示で動くのかがはっきりし、実態が伝わりやすくなります。

求職者にとって、「誰と働き、どこで働くか」は非常に重要な関心事です。

それが固定されていると伝えるだけでも、見え方は変わりやすくなります。

実態を正確に、かつ安心できる言葉に翻訳すること。これが採用ページの最初の仕事です。

懸念を「選ぶ理由」に反転させる

言葉の言い換えは、不安を和らげるだけではありません。

働き方の特徴は、捉え方次第で自社ならではの「選ぶ理由」に反転します。

ある新卒サイトでは、転籍支援制度を差別化のポイントとして前に出しました。

伝える利点は「現場を見てから決められる」「合う会社に出会えたらそこに移れる」ということです。

派遣という働き方は、
「働きながらじっくり選べる」という強みとして見せられます。

ある会社の方は、打ち合わせの中でこうおっしゃっていました。

「強みは、裾野が広く、働きながらじっくり自分で選べることなんです」

転籍支援も同じです。「制度がある」と書くよりも、「現場を見てから決められる」と書くほうが伝わりやすいと私は考えています。

前者は会社目線の説明ですが、後者は求職者の立場に立ったメリットの提示です。

懸念されがちな部分が、見方を変えれば自社ならではの魅力になるのです。

人事の目線で、採用起点の仕組みを作る

私は人事として16年、大型の大量採用を現場でやってきたノウハウがあります。

そこに、コンサルタントとして3年間お客様の中に入り込んできた知見を掛け合わせています。

その中で、求職者がどんな言葉に反応するのかを現場で見てきました。

Web制作会社の目線ではなく、人事目線で採用を起点としたサービスを作れるのが私たちの強みです。

私たちが目指すのは、単なるホームページ制作ではありません。

現在、採用ページと連動した「応募LINE構築システム(仮)」を構想中です。

さらに、採用を主体としたマーケティングを行う「SNS自動集客ツール(仮)」も構想しています。

これらもすべて、人事目線で採用の現場を強くするための仕組みです。

御社の働き方を、求職者のメリットに翻訳する

御社の採用ページは、求職者の懸念を解消する言葉になっていますか。

派遣や請負という言葉を隠すのではなく、その中身を紐解いてみてください。

御社が日々当たり前に行っている業務体制の中に、求職者にとっての安心材料が隠れているはずです。

まずは明日、自社の働き方を「求職者にとってのメリット」に翻訳する作業から始めてみてください。

その一つの言葉が、採用の成果を良い方向へ変えるきっかけになりえます。

山根のひとこと

求職者が本当に知りたいのは、契約の形ではなく「自分がそこでどう働くのか」という実態です。それをわかりやすい言葉で描き出すことが、採用活動の第一歩だと思っています。

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