1つの採用ページに複数職種を並べない。
4職種でLPを分けた事例

- 1つの採用ページに複数職種を並べると求職者が混乱しやすい
- 新卒の4職種に対し、それぞれ専用の採用LPを4本に分けた
- 媒体は集客の入口、LPは理解を深める場として役割を分ける
先日、新卒採用に向けた採用ページ制作のキックオフミーティングを行いました。
対象は、技術職(理系)、技術職(文系)、施工管理、工場管理者の4職種です。当初は2本のランディングページ(LP)が想定されていましたが、決裁の段階で、社内の決裁区分に合わせて4本に増やすことになりました。
※実際の打ち合わせをもとに、会社が特定されないよう一部を変えています。
一つの採用ページに複数の職種を並べると、情報が薄まり、誰向けのものか分かりにくくなることがあります。今回は、新卒採用において、勤務地も仕事も異なる4職種に対し、それぞれ専用のランディングページ(LP)を4本に分けた事例をご紹介します。求人媒体を集客の入り口とし、LPを職種ごとの理解の場とすることで、求職者の迷いを減らすための設計です。
複数職種を一つのページにまとめるリスク
採用ホームページを運用する際、管理の手間を考えて複数の職種を一つのページにまとめる会社は少なくありません。
しかし、一つのページに複数の職種を並べてしまうと、求職者にとって情報が薄まり、「自分に向けたメッセージではない」と見えやすくなります。例えば、新卒採用において学生は、自分に合う職種や環境を真剣に探しています。
一般に、同じ技術職でも理系と文系では、携わる業務や求められる知識が異なることがあります。また、施工管理と工場管理者では、働く環境も全く違います。これらが一つのページに混在していると、学生は自分がどの条件に当てはまるのか分かりにくくなり、結果として離脱につながる可能性があります。
だからこそ、職種ごとに情報を切り分け、専用のページを用意することが求められます。

決裁区分に合わせた4本のLPへの分割
今回の事例では、当初は2本のページ制作が想定されていました。
しかし、決裁の段階で、社内の決裁区分に合わせて4本に増やして制作することになりました。対象は先述の通り、技術職(理系)、技術職(文系)、施工管理、工場管理者の4職種です。
このうち2つの職種については、東海や九州といった勤務地と、従事する業務内容がすでに確定していました。そのため、働く場所や仕事の具体的なイメージがより明確に伝わるよう、地域や職種に特化した内容で構成する設計です。
既存サイトとの連携と導線の整理
新しいLPを制作した際、既存の採用ホームページとどのようにつなぐかも重要です。
今回は、既存の採用サイトにある「技術職」のページには、あえて新しいLPへのリンクを貼らない設計です。学生が既存ページと新しいLPを行き来することで、情報が混ざって混乱するのを防ぐためです。
このように、単にページを作るだけでなく、求職者が迷わずに目的の情報へたどり着ける導線を整理することが大切です。

媒体は「入り口」、LPは「理解の場」
求人媒体と採用LPでは、担う役割が異なります。
求人媒体の原稿は、広く求職者を集めるための「入り口」です。一方で、採用LPは、その職種の仕事内容や魅力を深く理解してもらうための「受け皿」としての役割を持ちます。この2つの役割を明確に分けることが重要です。
媒体原稿で打ち出しているメッセージと、リンク先のLPの内容がずれていれば、求職者は違和感を覚えます。今回は、媒体原稿とLPとで、職種ごとに表現を揃える設計です。入り口となる媒体で持った興味を、LPでさらに深めてもらうためです。
一貫したメッセージを届けることで、求職者の納得感を高める設計にしています。
求人媒体は集客の入り口。
採用LPは、職種ごとの理解を深める場です。
媒体以外でも使える「資産」としてのLP
求人媒体の原稿は、掲載期間が終われば見られなくなってしまいます。
しかし、自社で制作するLPは、翌年以降も資産として残る想定です。人材紹介会社を通じて候補者に共有したり、合同説明会などでも活用したりと、媒体掲載以外の場面でも役立つ土台となります。来年の採用活動でも、同じLPをベースにして募集をかけることができます。
専用のLPがあることで、様々な集客チャネルからの受け皿として機能するのです。
御社でも、まずは募集している職種ごとに情報が混ざっていないか、整理してみてはいかがでしょうか。職種ごとに伝えるべきメッセージを分けることが、応募への第一歩になります。
私は人事として16年、大量採用の現場を経験してきました。2013年以降は年間2,000名規模の採用責任者を務め、現場での課題に直面してきました。また、コンサルタントとしてお客様と伴走する3年間で痛感したのは、Web制作会社の視点ではなく、人事の目線でツールを作ることの重要性です。現場の使い勝手を重視して設計することが、採用活動を円滑に進める鍵になると考えています。現在、採用ホームページと連動する「応募LINE構築サービス(仮称)」を検討中です。人事目線で採用を起点としたサービスを、これからも広げていきます。
いまの採用サイトの現在地を確かめたい方へ。1分の無料診断では、8つの質問に答えるだけで、いまの採用サイトの状態をその場でスコア表示します。30分の個別相談では、実際のサイトを見たうえで、何から直すべきかを率直にお伝えします。私たちの「採用ホームページ.jp」は、初期費用0円・月額29,000円(税別・スタータープラン)からです。契約期間は1年(自動更新)です。途中で解約する場合は、残りの月数分の月額の50%をいただきます(詳しくは特定商取引法に基づく表記)。公開後の簡易更新(お知らせの追加や、既存の文章の差し替え)は月1回まで無料で、超過は1回5,000円(税別)、更新箇所は限定です。年1回のフルモデルチェンジまで月額に含みます。営業の押し売りはしません。公式LINEの友だち追加で、求職者255人調査「生成AI利用と応募行動」のレポートPDFをお送りしています(LINEで受け取る)。
